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黒を纏ったミニット・リピーター

ただでさえ気が遠くなるような工程を経て完成にいたるミニット・リピーターだが、さも当たり前のように複数の機構と組み合わせてしまうパテック フィリップの技術はもはや神業。

昨年行われた「ウォッチアート・グランド・エグジビジョン・シンガポール 2019」の記念として12本限定で製作された「Ref.5303」は、ミニット・リピーターにトゥールビヨンと2つの超複雑機構を搭載。パテック フィリップでは初となる文字盤側からチャイム機構を鑑賞できるタイムピースとして話題を集めた。


「ミニット・リピーター・トゥールビヨン 5303」18KRGケース、42mm径、手巻き。時価/パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109
この度、現行コレクションに迎えられた「Ref.5303」は、前回の鮮やかな赤で彩られていたアワーサークルと打って変わり、ブラック塗装のサファイヤクリスタルを採用したアワーサークルにすることで落ち着いた印象に。



ケースの側面やラグ、ケースバックには、独創的なホワイトゴールドの彫金が施されている。
もうひとつの特筆すべき仕様の変更点は、Cal.R TO 27 PSをより美しく眺められるように、ムーブメントの一部を切り抜くことで形状を整えたことにある。表と裏から、2つの超複雑機構を望める至福の時間を届けてくれるのだ。



超がつく複雑な設計を持つCal.R TO 27 PSは、美しさにおいても圧倒的。
ちなみに、パテック フィリップ社長のティエリー・スターンが音色をはじめ、納品前に自らミニット・リピーターの品質を確認する作業は、その世界ではよく知られた逸話である。そのお眼鏡に叶った一本は、ため息級の仕上がりだ。

壮大なスケールで贈るパテック フィリップ渾身のグランド・コンプリケーション三部作。深遠なる複雑機構の世界は、機械式時計を巡る旅に終わりがないことを教えてくれる。

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時計業界の新作発表 Eメール URL 2021年07月16日(金)16時17分 編集・削除

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